ビンテージハムバッカーの枯れたトーンの一因として、50〜60年代に使用されていたアルニコマグネットの特性が大きく影響している事は疑いようの無い事実です。ビンテージハムバッカーの中でも磁力の弱いアルニコを使用したものは非常にウォームな高域特性を示し、いわゆる”枯れたビンテージトーン”を奏でます。また、個々のパーツの構成要素だけでは無い、長い年月をかけてギターとともに熟成、洗練された要素もあるでしょう。このような枯れたトーンをゲンダイのピックアップ、あるいはギターで簡単に再現出来ないだろうか?トーンブレイド"RTB-1"はこうした発想によりデザインされました。ト ーンブレイドをハムバッカーの裏側に取り付ける事により、パッシブハムバッカーの強すぎる磁力を程よく低減させ、コイルに発生するインダクタンスを上昇させる効果を発揮します。その結果、枯れた高域特性と骨太な中域特性を兼ね備えたハムバッカーサウンドがシミュレート可能となります。又、磁力を減じた事により、マグネットが弦を引っ張る力が減少し、弦振動がよりナチュラルな状態に近づく為、サスティーンの強化も期待できます。取り付け方法は非常にシンプルで、面倒な配線作業や本体への木部加工は一切必要ありません。
ご注意
RTB-1は、下図の様にハムバッカーP.U.の裏面に取り付けて使用します。このとき、図中に☆印で示したビスの間隔によっては、取り付けが出来ない場合がございます。ご購入前に御確認下さい。
尚、RTB-1の寸法は下図の通りです。