RH-A1は、フルアコースティックのJAZZ GUITAR 用のミニハムバッカーです。
 JAZZ GUITAR 特有のメロウな音色を再現するためにアルニコ2マグネットを使用し、更に低磁力化を図る為に、内部にもう一工夫加えています。これらの様々な努力により(?)ともすれば硬くなりがちなミニハムバッカーの音色に、程良い丸っこさとふくよかさが加わって、なんとも言えず大人の音(?)な訳です。
 外側のカバーとなる部分は樹脂の流し込みで作られており、中に収められたコイルを完全に固定しています。コイルは巻き線後、樹脂で固める前にワックスで含浸し、アセテートテープで保護してあります。ワックス含浸はハウリング対策(とはいえ、相手がフルアコですので、限界はありますが。。。)、保護テープは樹脂の硬化時の収縮や発熱等によるワイヤーの断線を防ぐ為です。又、コイル組み立て後に全体を銅箔テープでシールド処理してあります。目的はもちろんノイズ対策なんですが、音色に丸みを与えるのにも一役買っています。
 また、プレーン弦は巻弦に比べ音像が目立ちやすい傾向にあるので、RH-A1ではP.U.全体の出力バランスを巻弦に合わせており、1.2弦は他の弦より出力を押さえるように内部構造で処理しています 
 RAIZEの製品の常ですが、このピックアップもほぼフルハンドメイドで作られており、手工品の良さみたいなものを感じ取って頂けると幸いなのですが。
 尚、現在 RH-A1は、EASTMANのギターに搭載されての販売のみとなっております。P.U.単体での販売等に関するお問い合わせは(株)トーラスコーポレーションまでお願い致します。