<Piranha Snap seriesの特徴>
一時期のラックエフェクター全盛の反動からか、それとも、音楽シーンの懐古ブームにあってか、電池駆動のいわゆる「コンパクトエフェクター」が再評価されだしてしばらく立ちますね。流行りたての頃は一過性のブームかな、とも思えたのですが、どうしてどうして、人気はまだまだ衰えないようです。個性的な製品が多くて、一度気に入ってしまうと手放せなくなってしまうという話もプロ、アマ問わずで耳にしますので、その辺が根強い人気の秘密でしょうね。ところで、みなさんは、そうしたエフェクターの電源、どうやってとってます?ACアダプター派の方、こだわりの電池派の方、様々だと思うのですが、たまに、ACアダプターのジャックがないものとか、中には「ACアダプターだと電源からノイズを拾いやすいから」、「電池で鳴らした音が好みなので」などの理由で、敢えて電池駆動にこだわっている、という方もいらっしゃいます。(アメリカには電池メーカーによる音質の差を耳で聞き分ける方がいらっしゃるそうです。恐ろしい・・・)
 「Piranha Snap」(ピラニア スナップとお読み下さい。そう、あのお魚のピラニアです。ほんとはこんな綴りなんです。)は006P専用の、高品質なバッテリースナップです。

 本製品の特徴は、何といってもその耐久性にあります。クリップ部分に御注目下さい。普通のバッテリースナップは、ここがビニールのカバーに覆われた、なんともチープな造りで、ちょっと指で押すとクニャクニャ曲がります。実は、そのタイプのバッテリースナップ、ビニールカバーの中はボール紙に端子が止められているだけだったりして、その為、配線材の根本(配線材と端子をハンダ付けで止めてある部分)の保護が十分と言えず、断線してしまうことも良くあります。中には、かろうじて繋がってはいても中で切れかかっていて、チョットした引っ張り具合でエフェクターの電源が入 らなくなってしまう、そんな経験をお持ちの方、いらっしゃいませんか?「この角度でスナップ固定しないと、電源入らないんだよなー」とか言って、スナップをセロテープで固定してあったり。(私にも苦い思い出が・・・)
 話が脱線しましたが、「Piranha Snap」のクリップ部には、強靭な「バルカンファイバー」と言う素材を使用してあり、ちょっとやそっとじゃ曲がらないようにできています。(だからって、ペンチとかで曲げようとしないで下さいね。そりゃ勝てませんって!)さらに、配線材には耐熱性の高い特殊な絶縁体を使用したものを採用し、さらに根本を熱収縮チューブで結束してあるので、引っ張り強度も従来の物とは格段の差があります。(だからって、凄い力で無闇に引っ張らないで下さいね。ペンチとかで。。。)
 又、電池を接続する端子部分ですが、通常良く見られるもののようにブラス製ではなく、頑丈なス
ティール製です。もちろん、強度や耐久製も優れていますし、より確実に電池をホールドできます。
「Piranha Snap」のクリップ部の形状はそれぞれのタイプごとに「I 型」と「T 型」の2種類があり、バッテリーの収まるスペースの形状にあわせて最適な方をお選びいただけます。
 一見地味なパーツですが、 役割は結構重要です。(なにしろ、コンパクトエフェクターは電池がないと動かないんですから。)トラブルを未然に防ぐ為にも是非一度お試し下さい。